前回は築40年の給水管を取り上げました。
さいたま市のAマンションは築44年経過ですが、赤い水が大量に出てました。
白ガス管を使用していますが、そのマンションの空き部屋は全住戸の
一割もあります。何故空き室が多いのか、訳を書きますと貸したくてもあれだけ赤い水が
でると、流石に借り手もつかず、不動産屋さんも物件として斡旋をしてくれないからです。
白ガス管の古いケースで参考に私が工事にかかわった、築40年経過の白ガス管を披露します。
ここはマンションではなく、研究所(事務所)です。
下記の写真は給水管の一部で継手のネジ部から、じわじわと水漏れがおきてました。

下記の写真は高架水槽に水を上げる揚水管に使用していた白ガス管です。
上記の写真より赤さびが少ないのは給水管と違い、継手が少ない分ネジ部の錆びも少なくなってます。

この事務所も赤水と漏水に悩み給排水管の更新を行いました。
このビルの更新は給水管を白ガス管からビニルライニング鋼管に変更、継手はコア内臓継手、
バルブもコア内臓バルブに更新しました。
国土交通省は、ビニルライニング鋼管の更新時期を約30年を目安にしていますが、現在は
継手も改良され昔と違いどんどん改良進歩しています。
30年はあっという間に経ってしまいます。とかく我々日本人はお上の発表をうのみにしてしまう
傾向が強くあります。
学者はお上に逆らうといいことがないので、イエスマンが多いのです。
お国の発表データーは学者が作ります。
学問ばかりしている人に現場の状況が解るはずがありません。
物事は百聞は一見に如かずです。
やはり、改修工事の前にサンプリングを行い、きちんとした、技術者に判断をあおぎ、
改修工事の手続きを行うことをお勧めします。

http://tama-plan.com/pipesystem.html