この話も文章がへたくそな為3回目になってしまいました。
今回で何とか完結させようと思い、記憶の糸をたどりながら書いております。
さて、私も建築設備のプロとしてこんな解らない解決の糸口さえつかめないケースは初めてで、
悔しくて、悔しくて・・・・工事当初から現場の施工を思い出しながら原因を考えました。
まずマンションは家が一つのつみき状態のブロックで重なり合い出来ております。
各部屋は間仕切りで区切られ、洋室、和室、洗面浴室、リビングキッチン等に仕切られ
最近のマンションは部屋も高密度の建材の使用で遮音性能もよくなり、逆に住戸内は反響し易く
なっております。
このことをふまえ何か変わった前兆や変化がなかったか思い出すと、火災報知設備の関係がおもいだされ、
確認申請時は共同住宅用非常警報装置で確認をとったが、工事の途中に住戸用自動火災報知設備にしなければ
ならなくなったのを思い出しました。
あ・・・・・・・・もしかしてこの件が作用しているのではと考え後日お客様のご都合に合わせ、夜工事をした電気
業者二人と所長と私の4人でまたそのお宅に行きました。
もう一回ユニットバスの天井を除くと案の定15Φ程度の穴が二つ隣戸との壁に穴をふさいでおらず、そのままの状態で
残っていました。
共同住宅用自動火災報知設備の電気配線用、隣戸との渡り配線用CD管の予備配管だったのです。
ああやっとわかったと思い電気工事の担当者に原因を説明し穴をふさいでもらいました。
このことをお客様に正直に話をし詫びてから、説明し納得して頂きました。
これで99%音は出ないはずです。ご迷惑をおかけしました。・・・・・・・・と。
電気業者の説明によるとこの部屋だけが穴の塞ぎを忘れた記憶があるとのことで、ほかの部屋はないとの事でした。
原因は隣戸の居住者が風呂のバス乾燥機を回すと給気が必要です
すぐ隣のユニットバスの天井にある小さい穴も給気の抜け道となり、隣戸へ供給していたわけで、こちらサイドは引っ張られるマイナス圧になり
ユニットバスの上で色々な反響音となっていたのが原因です。
それ以降はクレームもでず、その家の奥様も元気になられたみたいです。
まずはめでたし、めでたしでしたが、つくずくマンションは色々な事象がおきる建物だと改めて考えたり反省をした時でもありました。