[給排水管の更新・更正について]

〇給排水管の劣化調査・配管更新は、工事部門の多摩プランニング(有)におまかせください...

給水管の更新

最初に結論を書きます。更新は抜管調査が最低必要です。大橋マンション管理士(ビルディングドクター)が技術と経験上断言します。

給水管の更新とは、今ある配管を撤去して新しい配管に置き換えることを指します。
給水管(ビニルライニング鋼管)は約30年経過すると、ねじ部がやせ細って赤水が出るケースが各所のマンションで発生しております。このような症状の発生しているマンションでは、給水管の更新をお勧めします。
経過20年未満の給水管は、”更生”すればあと20年は使用できるようになります。
経過20年以上の給水管は、更生より”更新”をお勧めいたします。

お勧めの(共用部)配管材料

 ○耐衝撃性塩化ビニル管(HIVP管): ビニル管を改良したもので費用も手頃です。
 ○ステンレス鋼管(SUS管): 施工性がよく費用もお手頃で衝撃にも強い。

給水管劣化の実例とその対策

給水管の劣化の様子を過去に経験した実例でお目にかけます:

1.経過20年のメーター周りの抜管写真

給水管2次側のサンプリング管 半割りにしたサンプリング管の片側
写真1:(メータBOX内)
給水管2次側(メーターの後)のサンプリング管
写真2:(酸洗い前)
半割りにしたサンプリングの片側を拡大して撮影(90°エルボ)
  
半割り管の片側(処理後) 半割り管-処理前後の比較
写真3:(酸洗い後)
半割りにしたサンプリングの片側を拡大して撮影
写真4:(酸洗い前と後)
半割りにしたサンプリングの両側を撮影(90°エルボ)

《所見》
直管部は肉厚がしっかり残っているが、継手の多いメーター周りの管は継手の腐食がはげしく、赤水の発生が頻繁に出る状態になっている。

《対策案》
このようなケースでは、赤水が毎日発生する状態なので更新をお勧めします。管を洗浄してライニングをかけても、ねじ部の切断損傷がいつ起きるとも限りません。
比較して更生の費用が更新の場合の半分近くをしめるなら、一般には買い替えつまり更新をお勧めします。ライニング業者により金額のバラツキが相当あります。また工法も沢山あり、一般の方にはどの方法がいいのか判断が難しいと思います。

お悩みの場合は、当事務所にお声かけください。
状況に応じて最適な選択肢をご提案します。

2.給水管の錆コブ

2009年11月施工してサンプルをとりました。今度の更新の給水管はビニルライニング鋼管です。

下の写真はめずらしい、白ガス管の給水管です。使用年数約35年、都内のある事務所兼研究所ですが、竣工年月日が不明のため約35年と想定:

使用年数約35年の白ガス管 同左

下の写真は揚水管です。高架水槽へ水を上げる配管です:

揚水管部 給水管-ねじ部から漏水

継手がほとんどないので内部は給水管よりきれいです。

最上階の給水管です。ねじ部から漏水しており補修の後が見受けられます。

排水管の更新

交換、更生(再生)の目安

雑排水管(白ガス管)は30年以上使用のものは配管内にスケール等が付着して配管口径が小さくなってまいります。詰まり、漏水の原因となるので早急の手当が必要です。

同上の調査

マイクロスコープ検査と抜管調査の併用をお勧めします。理由はマイクロスコープで視た場合管サイズは充分残っていても、腐食状態は判断ができないからです。

排水管の対策

更新が望ましいですが、各住戸の床や流し台の外し、復旧等で相当の金額がかかりますので、再ライニング工法をお勧め致します。
ただし、適確な判断を下すためには現地調査をして確認をしなければなりません。

排水管周りのトラブルも、ご遠慮なく大橋マンション管理士事務所にご相談ください。