給水管の更新があるのでと、電話で知り合いに相談をされました。
戸数はおよそ100世帯です。
築30年から40年経過のマンションなので本気さを感じました。
さてここからです。
詳しい話は聞かなかったのですがマンションなので当然
供用部の配管の交換になります。
想定ですが、受水槽を置き加圧ポンプを経由して各パイプ
シャフトへと給水しているものと思います。
ここで最初に懸案することは、使用しながらの配管の更新か
それとも、新たに設置する配管のスペースがあるかどうか
の見極めの判断が最初に決める事項となります。
使用しながらの更新はほとんどのマンションがそうですが、
仮設の配管を用意して工事に取りかかることになります。
次に決めなければならないことは、使用管材の決定です。
使用管材がステンレスか、ビニルライニング鋼管かHIVP
管かで、倍以上の価格の幅が出できます。
配管材には各特徴があります。
あと何年もたせるかはほとんどの配管材は保温を巻き大気に
じかにさらさらければ40年はもつはずです。
この辺になってくると管理組合単体で動き出すと、事の顛末が
難しい状況になる様な事になりかねません。
工事を行うと決めたからには、設備専門の設計コンサル又は
設備設計事務所を入れて勧めていくほうがいい結果が出ます。
コンサルが最初に行うことは既設の図面のチェックと現地調査です。
これが給水管の更新のイロハです。

多摩プランニング(有)